ゆれるスカート

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

師走の詩

年が明ける実感がないのはいつものことで、瞬く間に折りたたまれるように次の年が来るんだろう。

 

恋人がいれば孤独ではないって誰が言ったの?

でもそう思ってた。

恋人がいれば幸せだって誰が言ったの?

でもそう思ってた。

現実というのはもっとずっと複雑でもっとずっとシンプルなのだろう。

 

雪の降る音が聞こえる気がする。

寒さも気にならない。

 

光があるから闇がある。

だとすれば、幸せばっかりではいられないのでしょう?

 

他者と他者とが共にいる困難性について。

その奇跡性について。

 

何かが終わり何かが始まる。

それは常に起きている。

変化。変化。

 

細胞が死んでいく。

 

一番古い記憶がひとつ失われ、その次に古い記憶が一番古い記憶になる。

 

この国は一年中冬なのかもしれない。

 

子どもの頃のクリスマスはもうどこにもない。

手放しの興奮と引き換えに何を得たのだろう。

 

さようなら。愛しい年。

愛しくない年なんてないけれど。

さようなら、と言ってみる。なにも返ってこないけれど、それでいい。