ゆれるスカート

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

奇跡に非ず

彼氏ができました。

こんな私に彼氏ができるのだから世界はなんだって起きうるでしょう。

 

日曜日、4回目のデート。

たまには私が運転しよう、ということになり自宅から1時間少し運転して大きめの(このへんでは)ショッピングモールに行きました。

彼は私の住む街まで高速道路を使って1時間半くらいかかるから、私に運転をバトンタッチ的なかんじ。

私が率先して運転することを提案したのではありません。どちらかというと億劫でした。私の車は古いし小さいし、私の運転はやや荒いから…。

しかし、基本的に運転することは好きなのです。結果的に楽しかったです。駐車もうまくできたし。グッジョブ、私。

彼は助手席でナビしてくれました。地味に嬉しい…。

 

洋服見たり、カフェで休憩したり、ゲーセン行ったり…。

初めてちゃんと手を繋いだ。手を繋ぐと体温が上がる、身体が自然と重なる。

緩んでは繋ぎ直す指先が熱を帯びる。

帰りに食べたお寿司がおいしかった。

 

LINEでも直接でも、彼は私を可愛いとか抱きしめたいとか言ってくる。頰に触れる、髪を撫でる。

はじめ戸惑っていた私もそれが心地よくなる。もっとほしくなる。

 

この世界には私を好いてくれる物好きもいるんだな…。

彼の優しさに応えたいな。私も彼に笑ってほしいな。

 

私のこと、見つけてくれてありがとう。

 

私に彼氏ができたこと、奇跡みたい。でも、奇跡ではない。

これはどこまでも作為的で努力の賜物だから(自分で言うかよ)。

 

神頼み、恋占い、ファッション、メイク、賞味期限切れの恋に終止符、マッチングアプリ、可能性のありそうな人脈をたどる…。彼氏をつくるために必死だった。

彼氏のいない孤独を回避するためだったらなんでもする。

どれもが切実で、それでも少し楽しかった。

 

だからこれは、奇跡なんかじゃない。

作為的で計略的で打算に満ちたプロジェクトが実を結んだ結果だ。

 

別れ際、車内でキスをした。

不器用な僕らのどこまでもヘタクソなキスはなんにも甘くない。現実ってこんなもんか。でもいいや。

 

2.12