ゆれるスカート

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

デートみたいな

付き合っていない男女が食事したりすることをデートと呼びうるんだろうか。

 

私の最寄の駅までYは車で来てくれた。

彼の家から1時間半とか2時間とかかかる。

予定していた時間よりだいぶ遅くなったけれど別に構わなかった。

 

彼の車で市街地まで行った。

不覚にも運転席の彼にすこしどきどきした。1回目に会った時より2回目のほうがどきどきするのなんでだよ。

 

車内でテイラースイフトが流れていることにすぐに気づいた。

この曲が好きだとかあのPVがいいとかそんな会話が楽しかった。

 

ショッピングモールでウィンドウショッピング的なことをした。

こういう服装が好きとかこれは着ないとか、袖なしのフリースは救命胴衣にしか見えないとかそんな会話が楽しかった。

 

焼肉を食べた。焼けた肉を私のお皿に取ってくれて、優しいなと思った。

箱根駅伝の話をした。

箱根時代に時の人だった山の神は社会人駅伝のスタメンにもベンチにもいないという話をした。

 

カラオケに行った。最初二人とも恥ずかしがって先に歌って、そっちが先に歌ってみたいなやり取りが続く。

私が最初にテイラースイフトを歌うことになる。メロ部分が難しくてむにゃむにゃ言うしかなかった。

 

Yはとりぷるえーが好きで、一緒に歌いたいと言っていたから私もすこし練習してきた。

完璧に覚えたわけではなかったからメロ部分はひどいものだったけど、すこし楽しかった。

ふつうに歌上手いね、とか、とりぷるえーの女子の一人に歌い方が似てるとか言うから照れないはずがなかった。

人前で歌うことなんて嫌いだったのに…

私は一時期シドに傾倒していたんだけど、Yもシドをすこし知っていて一緒に歌ったりした。

 

帰り道、街灯の極度に少ない農道を行きながらずっと夜のドライブをしていたくなった。

 

Yから以前、お菓子をおみやげ?に貰っていたから今回は私も和菓子をあげた。和菓子が好きなのだと言っていた。

彼はまた、最近ハマっているというお菓子をくれた。

 

私はもしかしたらYのことをすこし好きになっているのかもしれない。

それは激しい恋情というより自然な好意というか、愛着に近い。

 

高校の同級生Tと会う約束なんかするんじゃなかった。