ゆれるスカート

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

寿ぎ未満

2016年。たくさんのことがあった。

たくさんの未知のことをした。

わくわくした。人生に可能性を見た。

同じくらい落ち込んだ。死にたいと思った。

 

仕事を辞めた。新卒半年で辞める人間なんかクズだ。ちょうど一ヶ月、何もしなかった。ハロワに通った。

今は新しい仕事をしている。

大卒の女子がするような仕事じゃないよ。笑っちゃう。

でも私はわりと気に入ってて、悪くないって思ってる。まだ少ししか働いてないし分からないけどね。

前の職場に比べたらとても楽しい。あそこは地獄だったから。

 

相変わらず彼氏はいなくて、クリスマスなんて死にかけた。

マッチングアプリに登録しちゃった。

非モテで出会いを求めて這いずり回るこんな女を笑ってくれ。

 

それで知り合った人と会った。

電車で片道2時間かけて。笑っちゃう。

それでもお互いの住んでるところの真ん中なんだよ。県内だけど遠距離かよ。

 

買ったばかりのワンピースを着た。

メイクも髪型もうまくできたと思う。

 

はっきり言ってタイプじゃない。

電車で見たバンドマンみたいな人の方がかっこいい。

 

好きでもない人に「可愛い」って言われて少しでも嬉しくなるのは罪だろうか。

私が「可愛い」と言ってほしい人は決して私を好きにならない。

 

向こうは私を気に入った様子。

 

好きってなんだろう。

それって緩やかに大きくなるんだろうか。

 

待合室で待つ間、何人もそれらしい男が通り過ぎて行った。

あの人だったらいいな、と何度思っただろう。その男は可愛らしい彼女と落ち合い、仲睦まじそうに去って行った。

 

会った人(以下、Y)には、緊張しなくて友だちみたいに話してた。

Yは「話しやすい子でよかった」とか言ってた。

 

彼氏をつくるのってめちゃくちゃ難しいな。さも当然みたいな顔してるカップルは私にとって奇跡にしか思えない。

 

私って滑稽でしょ?知ってるよ。

でもこれしかないんだよね。

かっこ悪くてもしょうがない。不自然な出会いにも縋るよ。

 

まだ諦めない。