ゆれるスカート

深淵にて

ひそひそ

演じてみたい、という欲望は常に一定の温度を保って燃えている。
時にそれは、熱くなる。

大学1年から2年の間の半年くらいの期間を「演劇同好会」なるものに所属していたこともあった。
馴染めなくて辞めてしまったけれど。

それで生計を立てたいとかいう野望はないけれど、趣味の範囲で、自分が楽しむためにやれたらいいのに。

「趣味の範囲で」
だってさ。ずるい気がする。そんな生ぬるいものじゃないんだろうし、舐めていると思われても仕方ない。 実際、私は少なからず舐めているんだろう。
自分にはまだ掘り起こされていない才能があって、それはちょっとの刺激で目覚めるのだと信じて疑わない。救いようがない。

もう一人の私が言う。
「あなたはそっち側じゃない」

あなたは演技を観るのが好きなのであって、観られる、つまり演技をする側ではないんだよ。

あなたは受動であって、能動ではない。
「そっち側」の人間じゃないんだよ。




ーーーーーーーーちがう、