ゆれるスカート

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

半分の夜

昨夜のこと。飲み会のこと。

飲み会の集合時間は18時だったけれど、一日中そわそわしていた。
うわぁ、やだなぁ、行きたくないなぁ。と。

いつもよりうまくアイメイクができたことや、美容院に行った時アイロンで内巻き?にしてもらった形がやや維持されていることは少しではあるけれど、私を励ました。

お気に入りのワンピースを着て、いざ、出陣。これは闘いだ。

夜の気配が刻々と深くなる中、電車に揺られ自宅からどんどん離れていくのは不思議な心地がした。
地の果てに向かっているみたい。

外出の目的が、楽しみにしていた映画を観にいくとかならどんなにかいいのに!と思った。

集合場所の居酒屋に無事辿り着けるか不安だったけれど、目的地は駅のすぐ前で、予想していたよりもわかりやすい立地にあった。

私が着いた時には、メンバーはほとんどそろっていた。

各自、飲み物を注文し乾杯の音頭が取られた。

お酒が入るとみんな。心の距離が近づいて、声が大きくなり、よく笑うようになる。

メンバーの中に一人、気になる男子がいた。背が高く、静かで、優しそうな目元をした人である。

1次会の後半で、彼が私の席の近くに来た時、流れで話すことができた。
就職のこととか。
彼はまだ、就職先が決まっていないのだそう。
てっきり決まっているだろうと思っていたから、(だからこそ飲み会に来ているのだと思っていたから)驚いた。

二次会にはほとんどの人がそのまま参加した。私もなんとなく(いつも)参加する。(別に帰っても支障はないとおもわれるけれど)

たぶん酎ハイを7〜8杯飲んだはずだけれど、頭は全然冴えていた。
それがお酒に強いことを意味するのがどうかわからない。どうなんですか?w
ビールも日本酒も飲んでいなかったから、酔わないとしても不思議ではないのかも。

飲み会中、私は終始笑っていたと思う。時には静かな微笑みで、時には声を出して。(それが成功していたら、の話だが)

半分は本当におもしろいから、楽しいから笑っていた。半分はおもしろくないから、楽しくないから笑っていた。
昨夜の私の笑うという行為はそのふたつの成分でできていた。

ある男子の恋愛相談じみた話に適当に相槌を打ちながら、時にはバリエーショを披露し、「○○くんは悪くないと思うよ〜」「○○くんはやさしいから〜」なんていう心にもないことを言いながら、ああ、もっと知的な話がしたいと強く思った。

知的。知的とはなんだろう?
私にもよくわからないけれど、とにかく阿呆らしい恋愛相談なんかよりマシななにかだ。

その男子は先日、二つ年下の女の子と付き合い始めたのだと言う。

私が、「その子のどんなところが好きなの?話が合ったから?一緒に居て楽しいから?」と聞くと、

「顔がかわいかったから」とのアンサー。

ああそうかよ。はいはい。
もちろん、顔は大切だよ。
でも、顔だけじゃだめなのではないの?

なんでもいいけどさ。

綾野剛のような知的な紳士とフェードアウトしたかった。(むりだよそんなの、しってるよ)

記憶がなくなるくらい酔ってみたかった。

終電に乗ったのなんていつぶりだろう。
終電は、金曜ということもあり、混んでいた。私を含め乗客みんな、微睡みの中にいるようで、不思議と心地よかった。

それは飲み会からの解放が多分に関与しているのだろう。

気になっていた男子は…。
なんかどうでもいい感じです。

なんていうか………どきどきしない。
夜勤さんに感じたようなあの、吐きそうになるほどのどきどきがない。

その「どきどき」は、とりとめのない不確かなもののようでいて、決定的で確かなもののような気がする。

ま、あれだ。
半分くらい飲み会たのしめたかな。
って話でした。