ゆれるスカート

しゃくしゃく余裕で暮らしたい

秋風ロンリネス

ドラッグストアで嗜好品(お菓子やら飲み物やら)を買うとき、一人暮らしについて考える。
実家で暮らしているのに、一人暮らしをしている気分になる。

でもきっと一人暮らしの買い物はもっとシビアだろう。値段や賞味期限や本当に必要か、など考慮せねばなるまい。

私は実家から出たことがないので一人暮らしに憧れる。
4ヶ月アメリカに留学したことがあるけれど、寮での生活だったから一人暮らしではない。隣に日本人の友人がいたのだから。

私が男の人だったら実家暮らしの女の子より、一人暮らしの女の子をすきになると思う。
光熱費、ガス代、水道代、家賃、食費をやりくりする女子。おしゃれも怠らない。メイクは手を抜かず、髪からはシャンプーのいい香りがするし、洋服は派手すぎない清楚さがある。
なんて健気で愛おしいのだろう。
「自立」している彼女を僕はすきになる。

彼女って誰だよ。僕って誰だよ。

帰宅して、誰もいない部屋に放つ「ただいま」の声の哀しさ。それはどこか恍惚を孕んでいる。ひとりぼっちの恍惚。私は宇宙でひとりぼっち。

ひとりぼっちになりたかった。
同じくらい、誰かと一緒にいたかった。