ゆれるスカート

深淵にて

『ソロモンの偽証 後篇』を観た

やっとやっとやっとやっとやっと観ました、『ソロモンの偽証 後篇』!

予定があったり、ちょうどいい時間のやつがなかったりでずいぶん遅くなった…。

 

もう上映おわってしまうんではないかと焦っていた。事実、一日一回の上映である。

連休おわったというのに映画館には人がすこしいて驚いた。

 

~※以下、『ソロモンの偽証 前篇・後篇』の内容に触れています~

 

自殺した柏木君は、私はてっきりいじめられていたのだと思っていた。でも、劇中そういった描写はなかった。(原作内ではあったのかも)。後篇を観て、死者=弱者(受動)ではないんだ…と思った。神原君に対し、彼の悲惨な過去をえぐるようなゲームをさせた柏木君はまさしくいじめる側ではないか。ゲーム後にも希望を持っている神原君に対し憤怒する様子なんかは、執着の激しいやっかいな女性を彷彿とした。(偏見かもしれないけれど)。

 

たぶん柏木君は唯一の友だちである神原君に一緒に絶望してほしかったんだろうな。傷の舐め合いを求めていた。しかし、神原君は希望を失わないし自分を見放すし…。

 

神原君も藤野さんも人格者すぎる。聖職者すぎる。見て見ぬふりをしていた人…勝手に死ねよと言った人…そういったことを消極的な殺人とするならみんな殺人者だ。

 

いろいろ書きましたが、とってもおもしろい映画でした。私も中学生のひとりになって法廷を模した体育館の端っこで大いなる好奇をもって裁判を傍聴していた。なんだか達成感でいっぱい…。

 

なにより若い俳優陣の演技が素晴らしく、引き込まれました。あっぱれ!!!